知人からどうしても仕事の関係でお金が足りないといわれて、貸してしまい、いまだに返済がなくて困っています。

その当時は、信用のおける人間だと思っていましたし、事業そのものも一時的に資金が不足することがあってもまだ将来性を感じることができていました。

それだけにお金を貸したとしてもいずれ返済をしてもらえるものだと信じて貸したわけです。

しかしその見通しがかなり甘く、思っていたように事業が好転しなかった結果、返済がされないでいます。

それまでの人間関係が岡野のことで壊れてしまうというのはとても残念なことです。

正直なところ、全額を一度に返済をするようには求めていません。

これでは、お金借りれないよね。

返済をしようという誠意をまず見せることが何よりも第一だと感じていますので、たとえ少額でもいいので、できる範囲の返済をするようにと要求をしています。

しかし一切の返済をしようとしない態度にはもはや愛想が尽きてしまい、これまでの人間関係を断ち切り、法的な手段さえも検討するようになっています。

もちろんこのような事態を招いてしまった自分にも甘さがあったのかもしれません。

しかし今の立場から言えることは、個人間のお金の貸し借りは金額の大小にかかわらず、避けるべきだということです。

すでにお金の貸し借りをした時点で人間関係に自然と変化ができてきます。

相手の態度を常に観察しながら、本当に返済をいつしてくれるのだろうと、必要でない疑いを持ったり、不安を感じなければならなくなってしまいます。

ましてや返済がされない時の憤りというのは金銭関係がなければ必要のないものです。

努力をして稼いだお金を助けるために貸したのに、それが返されないというのは、人の道を外れた行為といえるでしょう。

善意の気持ちで貸したはずなのに、なぜかいつの間にか回収のために取り立てをしなければならなくなるというのはまったく本末転倒なことで、そのような気分の悪いことにならないようにするためにもよほどのことがない限りはお金の貸し借りは避けるべきです。